Aidemy Business

デジタル活用による業務改革を推進するために【株式会社ニチレイ】_Aidemy Practice導入事例_デジタル業務改善ワークショップ

本記事では、 Aidemy Practiceの「デジタル業務改善ワークショップ」をご受講いただいた株式会社ニチレイ様(以下、ニチレイ)のインタビュー記事をお届けいたします。

ニチレイは「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する」というミッションを掲げ、加工食品事業、水産・畜産事業、低温物流事業、バイオサイエンス事業などを展開しています。
今後も継続した価値提供のためにDXにも注力しており、グループのDX戦略である「従業員一人ひとりがごく当たり前にデータ・テクノロジーを使いこなし、地球と人々に新たな価値を提供し続けます。」の実現に向け、研修にも取り組んでいます。

今回は、DX推進グループの田中様に「デジタル業務改善ワークショップ」の導入の経緯などについて、お伺いしました。

Aidemy Practice資料をダウンロード(無料)

今回の研修の位置付け

 田中様 :ニチレイグループのDX研修の全体像については、DXブロンズ、DXシルバー・DXゴールドの3段階に分けてカリキュラムを提供しています。ブロンズでは全社員を対象としたe-learningを中心とした知識のインプット、シルバーでは追加のe-learningに加え、自業務や手元の課題に取り組む内容となっています。

さらにゴールドでは部署横断的な課題に取り組む内容としています。
また2024年度には、ニチレイグループのDXを牽引していくデジタルリーダーを、シルバー・ゴールド修了者から任命していく予定です。

今回、依頼した研修については、シルバーの中でも「デジタルを使って何ができるのか」を考え取り組むワークショップの1つとして実施いたしました。

デジタル業務改善ワークショップの概要

研修をご提案させていただくに当たり、ニチレイ様から以下3点をご要望としていただきました。

・研修がフレームワークの紹介にとどまらないよう、個人ワークに取り組む時間を設け、研修後に業務で活用できるようにして欲しい。
・ニチレイグループ全体の様々な職種、職層の人に受講してもらうため、幅広い層を対象とした内容としたい。
・業務調整がしやすいように複数日程の研修ではなく、1日の研修としたい。

そこで下記研修内容をご提案いたしました。

また、受講生には研修の事前に、講義の一部である事例紹介をAidemy Businessで学習していただくことで、研修当日は受講生自身がしっかりと手を動かす時間を確保いたしました。

アイデミーの研修を選んだきっかけ、重視したポイント

 田中様 :研修内容として、業務の振り返りで自身が抱えている課題の整理ができ、実際にどういった改善ができるかをツールや方法も含めて考えるというものだったので、シルバーの趣旨やレベル感にも丁度良いと考えています。

またフレームワークに沿って考えていくため、繰り返し自分でも考えることができる内容で、研修後の取り組みに繋がる内容だと思います。普段の業務が忙しい中、改めて業務改善に向き合う時間を取れることも、社内のDXを進めていく上でとても良いと考えています。

選定後ではありますが、受講者の「個人ワークの時間が短いと感じた」という声にも迅速に対応いただき、当日の時間を調整いただけたことも受講者の満足度につながったと感じています。

研修対象者の選定方法

 田中様 :ブロンズを修了している社員の中から希望する者を対象に、シルバーを実施しました。
希望制にすることで、より意欲が高い社員に対して学びの場を提供することができたと考えています。
23年度末までブロンズを分散して実施しており、これからシルバーへ移行する社員に向けて、「デジタル業務改善ワークショップ」は次年度も継続したいと考えています。

受講者様のご感想

研修の中で最も印象的だった部分や学びは何ですか?

  • 実際の業務改善事例や使用ツールの説明を頂けたので、より実践的な内容を学ぶことができました。
  • 自分の業務の定型業務・非定型業務の整理や、ムダの洗い出しができたことが良かった。
  • 業務改善企画書フォーマットがあるだけで業務の洗い出し作業が捗りました。
  • 業務を削減するだけではなく、業務の重要度によっては時間を増やす事も重要であるという考え方を得ることができました。
  • グループワークでは、他部署の取り組みが新たな気付きのヒントになり、改善に向けた熱意なども感じることができました。

研修前後で業務に対して変化はありましたか?

  • 定型業務を業務改善企画書に落とし込んで考えようと思います。
  • 自身の考えについて時間を決めて考え、アウトプットするという事を実践していこうと思います。
  • 新しいツールを積極的に活用する事、工数削減する事を中心に考えていたが、既存のシステムを活用した効率化にも取り組んでみようと思いました。
  • 異動予定があるため、今回の業務改善企画書を基に新たな部署でも改善を展開してきたい。

最後にメッセージをお願いします

 田中様 :23年度末のDX研修の進捗としては、全社員のブロンズが修了し、希望者にはシルバーの提供を進めてきました。
24年度は新入社員に向けたブロンズの追加実施や、シルバーの継続。またゴールドの展開や、デジタルリーダーの任命を進めていく予定です。
社内のDXを進めるにあたって、こうした学びの機会は継続して提供していきたいと考えています。

アイデミー様にも既にご協力いただいておりますが、幅広いDX分野のコンテンツをご提供いただくとともに、これまで同様にニチレイのDXを推進するパートナーとして協力いただければと思います。

Aidemy Practice 資料をダウンロード(無料)

DX Newsを見る
【毎月発行】 最新のDXニュースを、ビジネス視点から分かりやすく解説。
セミナーを探す
withコロナ時代に競争力をつける アイデミーの無料Webセミナー