プロフィール
事業内容
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コンサルティング、ビジネスプロセスマネジメント、デジタル活用サービス
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従業員数
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173人
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導入目的
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全社員のAIリテラシー向上、AIのビジネス活用
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Web
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課題
- 社員それぞれがAIについての理解が乏しく、社内での共通認識がなかった。
- AIを業務に活用したいと思っていても、漠然としたイメージのまま曖昧な議論が繰り返されていた。
効果
- 受講社員がの知見を深めることができ、自分の知識に自信を持てるようになった。
- 漠然としたイメージの「Al」ではなく、具体的な話がしやすくなった。
- 活用に関する具体的な議論が活発に行われるようになった。
業務改革支援が強みのシステムインテグレータ、株式会社工ル・ティー・エス
ITシステムを活用し、お客様の戦略や仕組み・制度の企画・設計の支援を行なっている株式会社工ル・ティー・エス(以下、 LTS)様。最新テクノロジーを活用することで、お客様の業務改革をさらに進めていくために、2018年7月からAidemy の法人向けサービスAidemy Businessの導入をスタートさせました。
今回は、LTS様がAlに対して抱く想い、Aidemy Business を導入した目的や導入の効果、今後の展開などについて、同社の旧IT工ンジニアリング本部本部長執行役員である塚原厚様にお聞きしました。
AIは、人々の働き方を快適にするキーテクノロジー
業務を支えるツールとしてのITの地位は、上がることはあっても下がることはありません。時代が変わっても、 「lTを活用して人びとの働き方を快適にしていきましょう」という方向性は変わりません。AlもITと同様で、そのようなテクノロジーの一つだと考えています。Alで一部自動化して快適になったとしても、その軸となってくるのはお客様の業務だと思っています。
例えば、Alを活用することで、「この業務は自動化できる」「あの業務は半分だけ自動化できる」「その業務はクラウドに移行する」のようにAlとの棲み分けを行っていきますが、もともとはすべて人がこなしていた業務です。人間がおこなっていた業務を肩代わりしていくという意味合いで、 Alが今後キーテクノロジーとなるのは間違いありません。
技術を根本から理解するため、 Aidemy Businessを導入
最近ではAlという言葉がバズワードになっており、皆さんがその言葉を口にします。しかし、よく話をしてみると Alをあまり理解されていない方もいらっしゃいます。そこで「Alってなんだっけ?」と聞かれたときにAlの実体を答えられるよう、Alテクノロジーの根本的な部分を理解するために Aidemy Businessを導入しました。
また、もう一つの目的としては、特に若手社員が世の中で騒がれているAlというものに触れてみて中身を知ることで、好奇心を満たし、面白いと感じてほしいという思いがあります。工ンジニアのモチベーションとして、「できなかったことが一つひとつできるようになっていく」というものがあります。それと同じように、Alに対しても、AidemyBusinessで少しずつできることが増えていけば、モチベーションアップにつながるのではないかと考えています。
先端技術についての共通理解を得ることで、社内で活発なコミュニケーションが行われるようになりました。
Aidemy Businessは一人ひとりのペースで、楽しみながら効果的な学習ができる
Aidemy Businessを実際に活用しているのは、主に工ンジニアです。Aidemy Businessの演習は視覚的な教材や、扱いやすいUIが特徴の演習画面のおかげで、ソースコードが楽しく読み書きできることがポイントです。ソースコードに対して抵抗感のないエンジニアが演習をすることで、楽しみながら効果的な学習ができていると思います。
また、学習方法としては、プロジェクトの隙間時間を利用して 1日1時間ずつ学習していく人がいれば、丸1日空けて集中的に学習する人もいます。Aidemy Businessはどのような学習スタイルにもフレキシブルに対応できるのはいいですね。
先端技術領域への知見が深まり、さらなる学習意欲を醸成
また、演習を進めていくうちに受講者のAlに対する知識・知見が深まっていくことを実感しています。受講者自身は、演習をした技術について「自分はこれができる」と自信が持てるようになってきているようです。Alという先端技術領域に対する最初の一歩、好奇心を持ってその先へと進みたいと考え、より興味を深めていくきっかけになっています。
他部署との協業が円滑に
さらに、Aidemy BusinessでAlやデータの扱い方を学習した社員と、弊社でデータ分析を牽引している他部署の社員とのやりとりがスムーズになったことも導入の効果ですね。その他部署の社員は、コールセンターのプロジェクトを支援し、データマイニングを担当していました。データのことが理解できる彼らによれば、「普段業務で関わる同僚が、自分の専門分野への理解を深めてくれることは単純に嬉しいし、より複雑で具体的な話もでき仕事がしやすくなった」と評判です。
具体性のあるAI活用議論が活発になる
Aidemy Business導入以前は、人によって異なるAl のイメージを頭に浮かべながら話をしていて、何の話しているのかがわからなくなるときがありました。しかし、Aidemy Businessの演習を受講することによって、受講者の中でAl やマシンラーニングについての共通言語が徐々にでき、曖昧なくくりでは話をしなくなりました。
例えば、「言語要素分析をしているんだよね」、「それって分解すると、これこれこうじゃないの」という具体的な議論へと進むようになっています。
Alに関する話がしやすくなってきているのも、Aidemy Businessを導入した大きな効果だと言えるでしよう。
さらなるビジネスでのAl活用に向けて
現状、まだAlを業務に活用する準備ができているお客様は多くはありません。お客様の所有するデータを集積するシステムがないため、Al活用の土台がないのです。そこで、「まずはデータを取得できる環境の構築から始めましよう」と提案しています。
自信を持ってお客様と話すためには、私たち自身がデータや最新技術への知識・スキルを向上させることが必須です。それに対する会社での取り組みの第一歩として、例えば開発言語をこれまで主だったPHPではなくPythonに切替えようとしています。Pythonにはビッグデータを扱いやすいというメリットがあるからです。
それと同時に、データの取得や分析方法などを急ピッチで身につけなければなりません。AidemyBusinessの演習でPythonのスキルや、Alにまつわる知識やデータの扱い方を理解しながら、実際の業務でアウトプットしたいですね。