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【DX人材育成/推進支援事例】「小さく始めて大きく育てる」- マツダE&Tの”現場起点”デジタル人材育成とは

株式会社マツダE&T(以下、マツダE&T)は広島に本社をおく社員約1,370名のエンジニアリング企業です。マツダ車の量産車両の開発に深く関わるとともに、その知見を生かした少量生産・カスタマイズ車両の開発/生産も行っています。

同社では、全社員約1,370名へのデジタルリテラシー教育から、現場の困り事を源泉としたDX推進までを一気通貫で構築。その結果、社内横断でのプロジェクト化や、次世代エース人材の育成を着実に進めています。
アイデミーは、リテラシー教育でAidemy Businessを、プロジェクト推進でAidemy Solutions(AI開発の伴走支援)を提供しています。

今回、モデルベース開発本部 主査の 柴田佳輔様にお取り組みについてお話を伺いました。

企業名株式会社マツダE&T
事業内容自動車の開発(設計 / 解析 / 実研)・デザイン・生産
従業員数1,370名(2025年3月現在)
利用サービスAidemy Business:AI/DX人材育成e-learning
Aidemy Practice:AI/DX 実践型研修
Aidemy Solutions:AIシステム開発
導入目的DX 人材育成 / DX 推進
Webサイトhttps://www.mazda-eandt.co.jp/

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AIを中心としたDX人材育成・
組織づくりを支援し、事業成功へ繋げる

生成AIで業務効率化、Pythonプログラミングができる実務者から、Word・Excel・ITの基礎が分かる初学者までを人材要件定義、スキルアセスメント、研修設計、学習促進を一気通貫で伴走可能なAidemy Businessが育成します。

※画面は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります

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DX人材育成、推進の背景

柴田様
当社でDX推進に着手する以前の2021年から、AI・データ分析を独学で学びました。Kaggle Expertとなった経験を活かし、2023年に社内DX事務局を立ち上げ、教育・仕組み・実践を組み合わせた独自のDX推進モデルを構築しています。

マツダE&Tが掲げるDXの理想像

柴田様
DX推進にあたり、まず「DXリテラシーを獲得した後の理想像」を明確化しました。
「社会課題をデータとデジタル技術で解決し、新たな価値を創造する。そのループを回すことで組織が成長する」
このシンプルな構図を社内に共有したことで、DXの目的が自分事化されてきていると感じていますね。
加えて、2023〜2027年のロードマップとして以下の3段階を定義しました。

1. デジタル技術による人の作業の置き換え
2. デジタル技術による業務変革
3. デジタル技術による価値創出

現在はまさに推進の真っ只中です。

全社員にAidemy Businessを展開。2023年4月に全社DX学習をスタート

柴田様
マツダE&TのDXは「基礎知識の獲得」からスタートしています。
マツダ本体の先行事例も参考に、Aidemy Businessを全社員に展開。経営陣から現場担当者まで、各階層に合わせたカリキュラムを作り込みました。

組織的なバックアップを狙い、学習進捗は隔週で経営会議・部門長会議で共有。部門ごとの受講進捗状況の可視化したこと、「水曜17:00〜17:45は学習時間」とする、といった時間創出の仕組みが受講率94%という高い受講率達成に寄与しました。

これはトップのコミットメントがあったからこそです。全社一斉のDX教育は一気に加速した実感があります。

※本資料には「Confidential」との表記がありますが、内容の公開についてはお客様の承諾を得ています。

AI・データサイエンス講座でエース人材を育成

柴田様
Aidemy Businessでの学習の後は、自分が講師となり、社内のデータ活用できるエース級人材の育成を推進。難易度の高い応用講座はアイデミーの支援を受けながら実施しました。

Pythonの文法から入るのではなく、リアルなデータに触るスタイルにしました。タクシーのGPS、乗客数、運賃、日時などの実データを使って、ハンズオンで学んで貰う形ですね。データの意味理解・統計・可視化・予測といったデータ解析の流れを教育し、受講者自身でデータ分析・理解、予測や示唆出しを行い、成果報告・分析内容をシェアするということを実施しました。

現場課題を軸にしたプロジェクト企画・実行に挑戦:設備監視DX

柴田様
AI・データサイエンス講座の基礎編を終えた受講者の中から、伸びる人材を選抜し、現場課題を解決するプロジェクト実践へ橋渡ししています。

アイデミーの支援を受けながら、画像処理、IoT・エッジデバイス、通信、Webアプリといった要素技術を扱い、「設備監視システム」など実務レベルのPoCを構築しました。これにより、社内でAIシステムを「内製化」できるエース級人材 が育成されました。

また、作る過程を発信する展示会を実施しています。「できそう感の見える化」が仲間を増やすことに繋がっていますね。

Microsoft 365 活用講座で“現場の効率化”を加速

柴田様
エース育成とは別に、150名規模でMicrosoft 365のノーコード活用講座を展開しています。
RPAやFormsなどの活用を中心に、各部門が自走化できる体制を整えているところです。
参加にあたっては、上司承認を必須とします。学習の必要性を組織で共有するためですね。受講後は自部署で推進役になることも条件の一つとしています。上長へ「どう仕事が変わるか」成果を報告し、業務改革につなげてもらうようにしています。
Power Apps での車両管理アプリの内製化など、可視的な成果も生まれています。

DXを継続させる見える化と仕組み化:ネタ帳・ポータル・社内報告会

柴田様
全社の困り事 約1,200件を蓄積し、進捗をダッシュボードで可視化した「DXのネタ帳アプリ」を構築しました。
課題は「誰がどう進めるか」を定義しないと進まないので、「部門で解決できるもの」と「全社タスクとして取り組むべきもの」に仕分けし、プロジェクトを推進しています。その事例の一つが前述の「設備監視システム」です。その他に設計図面のデジタル化、社内ナレッジチャットボットなどの成果がうまれました。

また、経営のダッシュボードもリアルタイム化し、経営層の意思決定にも寄与しています。
その他に、Aidemy Business、ツール類、ネタ帳への導線を統合し、社員が迷わずDXにアクセスできるDXポータルを整備したり、事例を共有する「DX実践報告会」を毎月開催したりしています。これには社長・役員を含む200〜300名が参加していますね。テーマ・概要を1ヶ月前から告知し、参加率向上を図っています。

DX人材育成における今後の展望

技術を“資産化”し、地域・グループへ展開

柴田様
マツダE&TのDXは、「困り事を起点に技術を獲得し、それを資産として横展開する」という進化モデルを描いています。

社内プロジェクトで得た技術は、マツダグループへの技術展開、地場企業との共創活動(スキルアップ支援・PoC)などへ波及しつつあります。“現場で学び、現場で使い、価値につなげる”仕組みが、社内だけでなく外部への価値提供にも広がっています。

DXを推進していて強く感じるのは、推進役だけでは絶対に限界があるということですね。経営陣のフルサポートが不可欠です。また、インプットだけでは不十分。学んで終わりではなく、実践・成果報告までがセットです。現場で試せる環境がなければスキルは定着しませんから。

そして、人は指示では動きません。PoCを早く安く作り「できそう感」を見せて、仲間を増やすことも大事です。
そして最後に、パートナーの存在です。1,300名規模でDXを前に進めるには、アイデミーのような教育・開発の伴走パートナーが必要だと感じています。

関連リンク

Aidemy Business:AI/DX人材育成e-learning
Aidemy Practice:AI/DX実践型研修
Aidemy Solutions:AIシステム開発

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