プロフィール
学校名
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聖光学院中学校高等学校
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所属部署
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数学科教諭(探究・情報授業担当)
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お名前
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名塩 隆史 様
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導入目的
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Python教育の導入、AI人材育成
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Webサイト
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将来的に必須だと感じたPythonの習得
本校では数年前から「探究」の授業を導入していましたが、いくつか課題がありました。
まず統計についてはその重要性を認識しつつも、数学Iの授業で基礎を扱う程度に留まり、表計算を利用した実習時間を十分確保することができませんでした。
AIについては、大手企業様をゲストにお招きして講演会を行っていますが、その機会は、年に一度だけです。
2点目の課題は、コーディングの実践力を身につけるための機会不足です。プログラミングについては、ブロックコーディングを利用したロボット制御や、タートル幾何の描画を行っていましたが、その次に学ぶべきテキストコーディングの授業はなく、設計を考えているところでした。
これらを統一的に学ぶ上では、Pythonの習得は将来的にも必須であると考えました。また、卒業生に依頼してPythonの基礎に関する短期集中講座を開催した際、学年全体に学習の機会を広げられそうな可能性を感じたことから、高校1年生の情報の授業でPythonの導入を決意しました。
環境構築の設定は一切不要!AIの基礎から応用まで一気に学べる
高校授業用に適した教材の準備が難しかったため、オンラインで学べるコンテンツを探そうとしていたところ、Aidemyのサイトにたどり着きました。
プログラミングは最初に学ぶべき文法や用語が多いため、一斉授業よりは各自のペース
で学べる仕組みが適していると以前から感じていました。それでも、ただプログラミング言語の初歩を学ぶだけでは目的意識が持てず、長続きしないことを私が身をもって体感していました。
しかし、Aidemy Businessのコンテンツは、Pythonの習得に留まることなく、AIの活用場面、機械学習や統計の基礎、そしてブロックチェーンや画像認識などの応用技術に一気に触れることができます。そういった点に魅力を感じました。
また、Pythonを学ぶための環境構築が一切不要で、コーディングをブラウザ上でドリル形式で学ぶことができ、ヒントや答えも手軽に見られる工夫がされている点が、初学者のハードルを下げてくれています。
探究授業で生徒たちの応用力が向上!今後は中学生向けにも検討中
生徒たちの満足度は極めて高いものでした。
これまでプログラミングを学びたいと思っていても、どう始めればよいのか戸惑っていた生徒が大半でしたので、Aidemy Businessを利用することで大きく前進したと感じています。クラスの概念の理解やオリジナルのコードの作成には多くの生徒が苦しんでいたようですが、世に溢れているAIや機械学習といった言葉についても学べたことで、プログラミングやデータサイエンスを学ぶ意義は十分伝わったようです。
教員である私達も利用して、多くのことを学びましたし、探究授業で生徒が提示するテーマ設定のレベルも一段階上がったように感じています。
本校オリジナルの教材の開発を進める一方で、今後は意欲ある中学生の生徒にもアイデミーのコンテンツを紹介して、より早い段階から「Pythonや機械学習で出来ること」について学習の機会を設けていきたいと考えています。