静岡県に本社をおく、自動車部品のグローバルサプライヤー「臼井国際産業」。
独立系部品メーカーとして、パイプ部品を中心に世界中の自動車メーカーで採用実績があります。また技術開発企業としての一面ももち、特許申請は国内外で6000件を超えています。
そんな自動車部品業界をリードする同社で、Aidemy Businessの受講が始まりました。
700人を超える従業員の中、まず対象となったのは現場と経営をつなぐミドルクラスの管理職の方々。
DX/AI化の推進役「DXリーダー人材」として活躍できるよう、計画が策定されています。
インタビュー後編では、実際に受講された方々にAidemy Business受講の感想、学びの成果などについて伺いました。
- アモルファス製造部 部長 宮内 祐治さん
- 商品企画部 特許課 課長 中司 光春さん
- グローバルセールス4部第1課 係長 植松 礼弥さん
>>【前編】DX/AI化が進むほど管理職の知識ブラッシュアップは必要ーーミドル層から取り組む臼井国際産業様【Aidemy Business導入インタビュー】
目次
DX/AIの活用でよりよい環境で働けるかもという期待を胸に
ーーAidemy Business受講前は、DX/AIについてどのようにお考えでしたか?
中司:
「DX/AI」という新しい言葉に興味はもっていたものの、いまいち理解できていなかったので、今回の受講で一端でも知り、業務改善に繋げていこうと、楽しみにスタートしました。
蓋を開けてみると1講座3時間などボリューミーで怯みかけましたが、テキストを読むのではなく動画での解説なので、案外とっつきやすかったです。
植松:
弊社もグローバル展開をしている中で、人材不足やコミュニケーションの課題などが浮き彫りになってきています。DX/AIを取り入れて活用すればよりよい環境で働けるのかもというイメージがあり、学びたいと思っていました。
同時に、新しい概念を理解できるか不安でしたが、取り掛かると意外とすんなり頭に入ってきて、安心して進められました。
宮内:
以前から「物事は数値化して判断」をセオリーとしていましたので、それをDX/AIという新しい手法でさらに推進していく必要性は感じていました。話題のDXの理解を進められるという期待はありつつも、業務内ですから結構時間をとられるなという不安もありました。
「とりあえずやってみる」受講し始めたら思いのほか分かりやすくて安心
ーー2週間で11.5時間の受講を終えて、完走のコツを教えてください。
中司:
事務局の鈴木さんには、ずいぶん助けていただきました。前編でお話されていた倍速作戦や予定を先に押さえる作戦など、コツを先に教えてもらったことが大きかったですね。
植松:
最初のほうは画面と首っ引きで受講していたのですが、基礎が身についた後半は、ルーティンの作業をしながら受講していました。理解できなかったところは戻ればいいので、時間がとれない時は「ながらAidemy Business」も有効だと思います。
宮内:
期限が2週間、しかも連休前後という非情なスケジュールで(笑)。連休後は時間がとれないかもしれないと思い、事務局の鈴木さんに心配されるほどのハイペースで受講しました。
修了はできましたが、より本質的な「DX/AIの知識をどう弊社の利益に繋げていくか」というところを深掘りしたかったという、多少の心残りがあります。
ーーモチベーションの上下やそれについて対処はどうされましたか?
宮内:
最初はいいのですが、やはりだんだん内容が難しくなってくると集中力が続かなくなってきます。そんな時は「いいや、明日にしよう」と。モチベーションが下がった時は、切り替えて次の日にやるほうが、頭によく入りますね。
植松:
私はとりかかる前が一番モチベーションが低かったんです。連休前後で業務に忙殺されている中、ボリュームと内容を見て「これを2週間で!?」と(笑)。とりあえずやってみようと受講し始めたら、思いのほか分かりやすく興味深い内容で安心しました。それで少しずつ学びへのモチベーションが戻ってきました。
DX/AI化が進むほど、管理職のブラッシュアップは必要になる
ーーAidemy Businessを修了してのご感想をお願いします。
中司:
知識のないところからのスタートでしたので「DX/AIとはなんぞや」という基礎知識学習のところは苦戦しましたが、一応理解できたと思っています。さらに踏み込んで具体的な活用例が提示された講座は、「これはうちのチームでも取り組めそうだ」などと実務に活かせそうなポイントもあって、面白いと感じました。
植松:
私は中司さんと逆で、DX/AIの定義やコンセプト、必要とされている背景などを学べた基礎講座は、非常に納得感があり、知識がぐっと深まって嬉しかったです。具体例も勉強になったのですが、現場に落とし込むには自分の判断だけでは決めきれないところがあるので、やや難しく感じてしまった面があります。
ーーAidemy Business受講後に意識の変化はありましたか?
中司:
DX/AIの早い潮流の中での弊社の位置、新しい世界と自分たちとの距離を知って、少し怖さを感じました。「これは取り組まないとまずい」と危機感を抱きつつ、今知ることができてよかったという気持ちもあります。
植松:
私はDX/AI化について、なにか遠いところで行われている特別な仕事といったイメージがあったんです。でもそうじゃないんですね。考え方や視座の変換をして効率的に働くこともDX/AI化の一端なんです。そういった学びを得て、意識はすごく変わったと思います。
宮内:
DX/AIについての新しい知識を得られたことは非常に有益でした。いっぽうで意識という点では、あまり変わっていないのかなと思います。DX/AI化の目的が、デジタル技術の活用の有無はあるにせよ「高度な数値化や分析で利益に繋げる」ことであるならば、それは私たちが普段から意識しているセオリーだからです。
私どもは製造業ですから、売り上げや利益は業績として見えてきますし、生産や品質の管理、開発技術なども、数値や指標で判断します。こういったプロセスにおいて、AIを駆使することでより効率よく正しく判断していくことが、ざっくりとですがDXに繋がると思っています。
ただ、分析やデータ化が高度に緻密になり、手法が複雑になるほど、合わせて人も変革していかないと活用しきれなくなってきますよね。そういう点では、管理職のスキルや知識、判断力のブラッシュアップはこれからも必要だとの思いを新たにしました。
Aidemy Businessでは、基礎的なところから体系的に知識をつけていける
ーーAidemy Businessを今後どのような方に受講してもらいたいですか?
植松:
より多くの方にも受講していただいて、DX/AI化の考え方が共通言語になれば面白いのではないかと思います。たとえば経営層に対しボトムアップで意見を出したときに「そういうDX的な考え方は今どきだよね」と理解してもらえれば、モチベーションが上がりますよね。
宮内:
そうですね。本来、現場から役員まですべての社員と言いたいんですけど、まずは向上心のある人、昇級試験を受ける人などに受講してもらったらいいかもしれないと思いますね。
ーーこれから受講する社員へのメッセージをお願いします。
中司:
もしかしたら、最初は受身な気持ちで受講をスタートされるかもしれません。でも、少しでも興味と面白がる気持ちをもって受講すれば、新鮮な発見や驚き、そして業務改善のヒントが得られると思います。
植松:
今の時代、ビジネスパーソンとして仕事をするうえで、DX/AIを理解して使いこなすことはマストだと思います。Aidemy Businessでは、基礎的なところから体系的に知識をつけていけるのがいいですね。部署の同僚や後輩にも学んだ知識をシェアしています。
宮内:
受講してから意識して周囲を見ると、テレビでも就職活動の若い人たちでも学生さんでも、みんながDX/AIという言葉や技術を、本当に普通に使っています。うちの子どもも「〇〇はDX化されていないんだよね」などと当たり前の条件のように言うんですね。
そんな時代の中、Aidemy Businessのように業務の中で自分の視野を広げていけるのは素晴らしい機会だと思いますので、ぜひ頑張って受講してほしいですね。